PC-9821のIRQ設定
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2010.11. 8 Ver. 1. 1 カウンタ廃止
2009. 7.26 Ver. 1. 0 公開初版

1 はじめに
 PC-9821シリーズを使用する際、割り込み要求が競合して増設ボードが動作しない場合がままあります。Windows98SEの場合について、最も問題が少ないと思われるIRQの設定例を下記に示します。

2 IRQについて
 PC-9821に接続されている、ハードディスクコントローラ、フロッピーディスクコントローラ、シリアルポート、パラレルポート、キーボード、PCIスロットに接続されたボード類で処理すべき仕事が発生した際、その処理をCPUに要求するため、「IRQ信号」を使用して、CPUに知らせるようになっています。IRQは、Interrupt Request(割り込み要求)の略であり、ハード的には15通りが用意されており、原則として、1つのIRQは1つのハードウェアが使用することになっています。どのPCにもあるキーボードやシステムタイマーなどには、専用のIRQが既に割り当てられており、ユーザーが使用できるIRQはほんの僅かしかありません。このため、周辺機器を増設しても、動作しない場合が生じます。
 PC-9821シリーズでは、ユーザーが使用できるIRQをINT(Interruptの省略形)と呼んでいます。
 以上をまとめると下表のようになります。表で、緑文字の部分が現実的にユーザーが使用できるIRQとなります。
IRQ INT 現在のハードウェア
00 - システムタイマ
01 - NEC PC-9800 シリーズ キーボードまたは 98 スタンダード キーボード(95)
02 - スタンダードディスプレイ アダプタ(9821 シリーズ)
03 INT 0  
04 - 通信ポートサポート115.2Kbps(COM1)
05 INT 1  
06 INT 2  
07 - プログラミング可能な割り込みコントローラ
08 - 数値データプロセッサ
09 INT 3 スタンダード IDE ハードディスクコントローラ(切り離し可能)
10 INT 41  
11 INT 42 標準プロッピーディスクコントローラ
12 INT 5  
13 INT 6 標準バス アダプタ マウス
14 - プリンタポート(36pin Parallel Interface)(LPT1)
15 - システム CMOS/リアル タイム クロック

3 IRQの確認
 IRQの使用状況を見るには、Windows95/98/98SEの場合は、スタート → 設定 → コントロールパネル → システム → デバイスマネージャ → プロパティの順にウィンドウを開きます。下記は拙宅のPC-9821Ra266の例です。
 システムを開いたところです。
 ここで、デバイスマネージャのタブをクリックします。
 増設している機器は、ビデオボードとしてGA-SV432(IO_DATA)、HDDインターフェースとしてUIDE133/98Aです。

 左記が表示されたら、プロパティをクリックします。
 左記の例では、IRQ09が空いていますが、PCカードスロットアダプタにPCカードを挿すと消費され、使い切る形になります。

4 IRQの割当例
 IRQの割当は、ユーザー毎に異なります。私は、音源は使用していませんので、これをストレージ系に使用しています。
 このような使用方法の場合、避けて通れないのが、PCカードスロット増設アダプタのIRQ問題です。PCカードスロット増設アダプタ自身とこれに差し込んで使用するPCカードの両方がIRQを使用することと、そのPCカードが取ることのできるIRQが限定されていることから、上手にIRQの設定をしないと、PCカードが認識されているのに、動作しない状態となります。
 上記の例は、PCカードが1枚は動作する設定です。
 なお、IRQが競合する場合もありますが、PCIデバイスはIRQのシェアリング(共有)が可能で、同じ番号のIRQに複数のデバイスを割り付けることが可能です。


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