1 はじめに QNAP社のNASを以前から複数機種使用しています。そして、全文検索のアプリケーションQsirchを使用するためにTS-251Bを導入しました。 実際に使用した実績について説明します。 2 Qsirchのバージョンと動作 最初にTS-251BにQsirchをインストールし、バージョンアップの案内が来るたびにそれをインストールしていました。その結果、データのインデックス作成がいつまでたっても終了せず、かつCPUの使用率が常に95%以上となるため、レスポンスが著しく低下してしまいました。 そこで改めてOSであるQTSとQsirchとの関係を整理しました。下表がその結果で、QTSとQsirchで2024/6/22現在、ダウンロードできるバージョンです。Qsirchのバージョン5.0.0を動かすにはQTSがバージョン4.4.2以降が必要というように整理してあります。 結論から言えば、QsirchはVer.5.0.3又はVer.5.1.3にしておくのが今のところ一番です。QsirchのVer.5.2.0以降では、QNAP AI COREがインストールされ、リソースを大量消費します。特にCPU使用率は常時99%以上となり、いつまでたってもINDEX作成が終わらないばかりか、何をするにしても応答が重くなります。私のTS-251Bはメモリを16GBに増設してありますが、それでも大変重いです。
3 おわりに NASにデータを保存したら、ミラーリングとインデックス作成が完了するまで通電し続けることが重要です。途中で電源を切ると最初からやり直しとなります。インデックス作成中は、NASのCPU使用率が99〜100%となり、レスポンスが大変遅くなります。また、インデックス作成が完了したあとでも、一旦電源をオフすると次に電源投入したときにインデックス完了の確認らしきことをしており、これが終了するまで数時間かかります。 [NAS関係インデックスに戻る] [トップページに戻る] |