このため、2001年頃から16MB_SIMMを32MB化して、手持ちのPC-9821を128MB実装していましたが、チップそのものの不良や半田付け不良で失敗することもありました。 そこで製作したのが、メモリーチップテスターです。チップそのもののチェックをすることにより、チップが不良なのか半田付けが不良なのかを明確にするのが製作目的です。チップが正常かどうかを調べるには実際に使ってみるのが一番です。両面にチップがゆったりと実装された16MB_SIMMを入手し、そのチップの一つをソケットに交換し、調べたいチップをソケットに取り付けます。そして、このSIMMをPC-9821に取り付け、実際に動作させることにより、チップの良否を判定します。 下左の写真は、メモリーチップテスターとして製作したSIMMの外観とICの抜き取り工具です。下右の写真はSIMMのSOCKET部分です。SIMMの端子部分とメモリーチップができるだけ離れているものでないと、SIMMソケット取り付け時にICソケットがSIMM_SOCKETに当たって取り付けられなくなります。 これを元に「まりも氏」がお作りになった不良メモリーアドレス解析ソフトで、JEDEC標準メモリーとPC-9821のマザーボード配線との関係を勉強していきたいと思います。 [トップページに戻る] |