1 はじめに 三菱電機製の液晶ディスプレイRDT141Xを入手し、修繕して使用しています。このディスプレイはPC-9821シリーズにとってとても使いやすいディスプレイです。なぜならば、最低水平同期周波数が24.8kHzであるからです。 さて、このディスプレイには欠陥とも言うべき部分があって、映らないRDT141Xを中古で入手できると幸せになれるかもしれません。 2 RDT141Xの定格 RDT141Xの定格は下記の通りです。
3 RDT141Xの不具合点 JUNKで購入したRDT141Xは、時々しか電源が入らないと言うことでした。店頭で通電試験をお願いしたところ、1回だけ映りその後は全く映らなくなってしまいました。頭の中では修理見込みありと判断し、映らないということで安価に購入しました。ちなみに、他の店頭のRDT141Xも同様の現象でした。 持ち帰り、早速調査したところ、電源スイッチの容量が設計上不足しているため、電源スイッチが導通不良になり、液晶が動作しないことがすぐに判りました。スイッチの負荷に大容量の電解コンデンサがあるため、スイッチを操作するたびに大電流が流れてしまいます。これが故障原因でした。 原因が判ったので、部品さえあれば修理はすぐにできるのですが、プリント板用プッシュ−プッシュスイッチはパーツショップでもまず入手できません。仕方がないのでプッシュ−プッシュスイッチであることを利用し、A接点とB接点を入れ替えました。本来、プッシュして押しボタンが凹んでいればON、飛び出していればOFFなのですが、入れ替えたためにプッシュして押しボタンが飛び出していればON、凹んでいればOFFとなりました。実用上は全く差し支えないため、これで常用しています。
4 まとめ 安価にLCDディスプレイが入手できて満足です。実は、この他にも2台入手していますが、そのときの経験からはつぎのようなことがいえます。
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