PC/AT互換機用FDDを
PC-98シリーズで使用する研究
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2010.11. 8 |
Ver. 1. 0 |
カウンタ廃止と正式公開 |
2008. 4.19 |
Ver. X. 1 |
公開初版 |
london2k-jp様より、PC/AT互換機用FDDをPC-98シリーズで使用できるとの情報をいただきました。london2k-jp様、このたびは大変ありがとうございます。厚く御礼申し上げます。
このような情報は大変貴重ですので、早速いただいた情報をまとめてみました。そして、ご無理を言って、拙宅HPにて公開させて頂く運びとなりました。
公開期間は、london2k-jp様のご意志に基づき、下記情報をご覧になった方々にその追試を行って頂き、その結果がNGとなるまでです。是非、多くの方に各種PC-9801/9821にて追試を行って頂き、検証して頂きたいと思います。検証結果は、当方にメールでご連絡をお願い致します。
なお、下記情報の編集責任はHAMLINにあります。編集間違いを含んでいる可能性がありますので、当分の間、暫定バージョンで公開させていただきます。ご理解の程よろしくお願い致します。
1 FDD接続方法
PC-9801FS(FD1138C)、PC-9801BX2(FD1138T/FD1148T)でPC/AT互換機用FDDを接続して使用する実験をしてみました。
接続方法は、下記ファイルの回路図(回路、使用FDD等を記載)であり、製作したユニバーサル基板の写真を示します。
接続回路図(回路、使用FDD等を記載)(51,248bytes)
製作したユニバーサル基板の画像
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画 像 |
コメント |
1 |
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ユニバーサル基板で製作したFDD接続アダプタ |
2 |
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プリント基板全景 |
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J2部分詳細 |
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中心部詳細 |
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JP4部詳細 |
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JP1詳細 |
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変換アダプタ改造画像 |
8 |
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変換アダプタ画像 |
9 |
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YD-702J-6637J全体 |
10 |
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YE DATA製のYD-702J-6637J
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2 実験結果
凡例 R:READ W:WRITE F:FORMAT 起:起動
○:DOS5.0-AHレベルで正常動作 △:Windos98SE上でのみ動作 ×:動作しない
−:該当無し ?:未検証
本体 |
FDD |
1.44MB |
1.25MB |
720KB |
640KB |
記 事 |
R |
W |
F |
R |
W |
F |
R |
W |
F |
R |
W |
F |
PC-9801FS |
YE DATA製
YD-702J-6637J |
− |
− |
− |
○ |
○ |
○ |
? |
? |
? |
? |
? |
? |
PC-9801BX2 |
YE DATA製
YD-702J-6637J |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
? |
? |
? |
? |
? |
? |
1.25M モードで起動し、1.44Mディスクに差し替えても動作に問題なし
また、1.44M モードで起動し、1.25Mディスクに差し替えても動作に問題なし |
製作したユニバーサル基板は、
PC-9801/9821側 26pin/30pin 入力対応
DOS/V用FDD側 スリムドライブ(26pin)を34pinに変換し使用
YE-DATAのスリムFDDは YD-702J-6637J でReady信号が出ています。
MODE SELECTで1.44M/1.25Mを切り替えます。(切り替えは98側の360/300信号を反転して入力。ただし、PC-9801FS(FD1138C)ではLOWレベルに固定)
YE-DATAはFDDの仕様を公開していますので仕様の詳細はWebで。
あと、ミツミ製の D353F3、D353Gも使えるかもしれませんが・・・・・・・
項 目 |
単 位 |
1.0M MODE |
1.6M MODE |
2.0M MODE |
記
憶
容
量 |
アンフォーマット時 |
M bytes |
1.0 |
1.6 |
2.0 |
フォーマット時 |
256 Bytes/Sector |
kbytes |
655kBytes
16secter |
1025.0kBytes
26secter |
- |
512 Bytes/Sector |
737kBytes
9secter |
1182.7 kBytes 15secter |
1474.6 kBytes
18secter |
1024 Bytes/Sector |
819kBytes
5secter |
1261. 6 kBytes
8secter |
- |
データ転送速度 |
K bit/sec |
250 |
500 |
500 |
トラック総数 |
− |
160 |
154 |
160 |
トラック密度 |
tpi |
135 |
135 |
135 |
シリンダ総数 |
Cylinders |
80 |
77 |
80 |
記録方式 |
|
MFM |
MFM |
MFM |
記録ディスク |
|
2DD |
2HD |
2HD |
メディア回転数 |
rpm |
300 |
360 |
300 |
転送速度 |
kBits/s |
250 |
500 |
500 |
電源 |
V |
5 |
消費電力((TYP リード時) |
W |
1.15 |
外形寸法 |
mm |
12.7H×96.0W×130D |
3 特記事項
YD-702J-6637JにVFOが内蔵されているのかどうか? |
PC-9801FS、PC-9801BX2に使用されているFDDはVFO無しなので、FDDにVFOが搭載されている必要はないかと思います。
3モード切換がPC-9821用FDDと完全互換か? |
YD-702J-6637Jの仕様書によると 1.2Mモードでは360rpmで回転し、1.44Mモードは300rpmの回転です。
PC-9801FS(FD1138C)では、1.2Mモードのみに限定すれば1.2Mモード(360rpm)になるようにFDDのMode
SelectをLow(1.2Mモード)にすることで使用できます。(Mode Select 1.2M(360rpm):LOW 、1.44M(300rpm):HIGH)
また、このFDDはReadyが出力されていますので、この点も問題ないかと思います。
PC-9801BX2(FD1138T/FD1148T)でが、9801の360rpm・300rpm信号をFDDのMode Selectにインバータ(レベル反転)をして与えると1.2M/1.44Mの切り替えができます。
2DDの動作についてはわかりません。(使用しないので試験はしていません・・・)
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